開催日時と場所
2025年1月10日18時30分~
イイノホール(東京都千代田区内幸町2-1-1)
演目
「仁吉の離縁場(第十五話)」
「仁吉の最期(第十六話)」
「仁吉の焼香場(第十七話)」
「その後の次郎長(第十八話)」
観覧記
「清水次郎長伝」の千穐楽。
会場の地下で「伯山だ!」との声を聞きながら………伯山さんを見かけた方の声かは分かりませんが………きょうも会場へ。5日間、来ることに頑張った。会社員生活をかなり前にやめた後は、ずっと自営業者であり、今回、何が一番大変だったかというと、同じ時間に同じ場所へ5日間も行って帰ること。いゃ~、頑張った。
きょうの話しはじめは「まだ新年明けて10日間くらいしか経っていないのに………」もうかなり経った気がする………のようなはなしからスタート。そして、「パンフレットの誤植が追加されました!」とのこと。入口に訂正表が置かれていたが、「どこかは探してください」が楽しかったかも。
いよいよ、第十五話へ突入。きょうも、動きが速く、テンポも良く、すべての場面で目が離せない。
「仁吉の最期」で、仁吉が死ぬ寸前、顔を覗き込む者たちに「あとは任せた」と告げるが、小政には「おめぇ~だけはいいや!」といって命が絶える。そのとき会場は笑いに包まれたが、なぜか笑えなかった。伯山さんの小政の演じ方には何かあると思う。この場面で、おそらく小政は泣いている。そう言われたことの悔し涙では無く、愛情やら人情やら、そういったいろいろなものを感じて泣いていると思う。そのような演じ方だったと思う。今後の小政の演じ方も楽しみだ。
そして、最後の「その後の次郎長」へと続き、次郎長と、お蝶の辞世の句で、読み終わり。
この世でも、何度も伯山さんの清水次郎長伝の進化を見に行くぞ!と思った最後でした。
あっ、そうそう………少し前に「刃の下はとおれるが、道理の下はとおれない」「あれぇ~?どういうことだろう?聞き間違えだったのかもしれない。」と書いたが、きょうも登場し「刀の下はくぐれても、道理の下はくぐれない。」のようだった。ただし、これも記憶違いかも知れません。「道理」が違う言葉のような気も………。まっ、どうでもいいか………。楽しかった!!!!!!
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